下顎 ミラクルデンチャー
こちらの方は、少し遠くから電車で来院されました。
下顎の奥歯が欠損している状態でしたので、入れ歯の治療を希望されておりました。
奥歯がない状態が続くと、咬合力が失われるだけではなく、様々な影響があります。
奥歯は臼歯と言うように「臼」のような形をしています。これは食べものをしっかりと噛み潰すことに適した部位です。歯の中で一番強く噛む力を支えている大黒柱のような存在です。一方前歯は食べ物を噛み切るために大切な部位になります。
奥歯が無くなり、食べ物をすりつぶす機能が衰えてしまうことで、硬いものが食べにくくなるだけでなく、胃腸に負担がかかったり、食物の消化、吸収が悪くなったりと、うまく食事を味わうことができなくなり、更に食欲も減衰してしまうこともあります。
奥歯を1本失うと噛む力は30〜40%低下するというデータもあります。
そこで、奥歯の咬合力を回復するために、入れ歯の中でも、お口の中にぴったりとはまり、ずれたりすることが無く、見た目も優れたものということで、今回はミラクルデンチャーを採用しました。
ミラクルデンチャーは、残っている歯に負担をかけない形状になっているという特徴があります。一般的にはノンクラスプデンチャー(針金のフックがない審美義歯)では、奥歯の力に耐えられないケースがありますが、このミラクルデンチャーは見えないところに金属で補強され耐久性にも優れています。
使用しての感想は「良く噛める丈夫な義歯だと思いました」とのことでした。
ひばりの森歯科では、失ってしまった歯の治療に対して、治療の前に歯科医師とじっくり相談できる時間を設けていますので、お気軽にお問い合わせください。
治療期間 3か月 通院回数 9回 費用:385000円(税込み)
想定されるリスクや副作用:個人によって異物感、稀に金属アレルギーの恐れがあります。