噛み合わせ
歯科治療においては、機能的にも審美的も「噛み合わせ」がとても重要になってきます。
最近、お口が開けづらくなった、肩や首がこるなどの症状が顎関節症というケースも少なくありません。
その原因として、噛み合わせの問題、歯ぎしりや食いしばりなどの癖などがあります。
自分でも気づきにくい歯ぎしり
歯ぎしりには横にずらしながら歯をこすり合わせたり、
上下的に押しつけたり、カチカチ小刻みに鳴らしたりと様々なパターンがあります。
その区別はおろか、自分が歯ぎしりをしていることすらわかりにくいものです。
歯ぎしりは無意識に(特に睡眠中に)行っていることがほとんどで、
とても強い力が歯や周囲の組織に加わります。
普段意識して奥歯をかみ合わせたときの力が、ほぼ体重と同じくらいであるのに対し、
歯ぎしりしているときのかむ力は、なんと体重の約2倍と言われます。
歯ぎしりを放っておくと、
・歯がすりへる
・あごの関節症状(顎関節症)が起きる
・歯がぐらつく(歯周病)
などの症状がみられるようになります。
朝起きたときに、あごの関節が痛かったり、肩こり、こめかみあたりの頭痛などがある場合には
歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしりを完全に治す方法はありませんが、緩和予防することは可能です。
その方法としまして、マウスピースの装着という方法などもありますので、お気軽に相談ください。
顎関節症のセルフチェック
こんな症状はありませんか?
複数チェックがつく方は、一度診断を受けられると良いでしょう。
・食事のとき顎が痛くて噛めない
・大きなあくびやリンゴの丸かじりができない
・人差し指、中指、薬指の3本を縦に並べて口に入れることができない
・耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる
・口を開け閉めすると、カクカク、シャリシャリ音がする
・食べ物を噛んだり、長い間しゃべったりすると、顎がだるく疲れる