60代 女性
左上4567 ミラクルフィット 左下567 ノンクラスプデンチャー
こちらの方は、これまで通われていた別の歯科医院で「入れ歯になってしまう」と言われ不安に思い、セカンドオピニオンとして、ひばりの森歯科に相談にいらっしゃいました。
最近では、セカンドオピニオンとして相談に来られる方が増えてきています。ネットで手軽に情報が手に入ることで、逆にネット情報だけでは不安になり、更にきちんと情報を得るには、口腔内を見て貰って診断、相談を受けることが重要であるとの認識が広まってきたのかもしれません。
義歯(入れ歯)に対しては、機能的に本当に噛めるか? 見た目で入れ歯と分かってしまわないか? という不安をお持ちで、出来れば入れ歯は避けたいというご希望でした。これは十分に理解できるところであります。
そこで、ブリッジは難しいケースでしたので、インプラント治療、義歯でも機能面と審美面をクリアできる入れ歯の2つで治療方法に絞っていきました。結果的に、インプラントの場合の骨の状態が適さなかったことや、身体への侵襲面から見送ることとなり、審美義歯として実績も多く女性の評価の高い「ノンクラスプデンチャー」「ミラクルデンチャー」を上下で選択することになりました。
右上の義歯は、当初は保険の部分義歯で製作してみました。初めての義歯でもあり、義歯に慣れる必要もありましたが、かみ合わせがしっくり来ないことと、支えるフック(銀色の針金)が口を開けた時に見えてしまうことが気になり、ミラクルデンチャーで製作することになりました。
ミラクルデンチャーは、特殊な形状でフック(銀の針金)が無くても、残っている歯と面で支え合い、安定した入れ歯を製作することができます。これにより、軽く、小さく、ぴったりとフィットし、見た目も気になりにくいといったメリットがあります。適応しにくい部位もありますが、ミラクルデンチャーは、当院では、ここ数年女性の患者さんには一番受け入れられている義歯になっています。
治療期間 4か月 通院回数 10回 費用:約20万円
想定されるリスクや副作用 異物感を感じることがあります