男性 80代 右下765 左下4567 ミラクルデンチャー
こちらの方は、開業当初から長く通院されておられる患者さんです。ご自宅から診療所まで少し距離があるのですが、自転車で毎回元気に通われています。
下顎にもともと入っていた義歯の調子が悪かったことに加え、ブリッジにしていた部分がはずれてしまい、今回、左右にまたがる新しい義歯を作製することになりました。
当院に入れ歯相談にいらっしゃる方には「ブリッジがダメになったので入れ歯を考えている」という方が多くいらっしゃいます。
ブリッジの治療とは、抜けてしまった歯の両隣の歯を削り、これを土台として橋のように架ける連続した歯を被せる治療です。治療としては、義歯やインプラントよりも一般的なものと言えるでしょう。
一方で、支える両端の歯は欠損部分の力も担うことで強い力に耐えなければなりません。
特に奥歯の咬合力は想像以上に強いものがあり、どうしても長い年月を経て壊れてしまうことがあります。
今回は、ブリッジが壊れた後の治療方法としては、身体への負荷も少なく、使い慣れた部分義歯の治療を選択されました。
部分義歯の中でも、金属のフックが見えなく審美的に優れたもので、耐久性を得るための金属は全てピンクの素材のレジン(歯科用プラスティック)の中に埋め込んだタイプとしました。
以前の入れ歯は緩く外れやすくなったというご経験もおありでしたので、真っすぐ上からはめる一般的な義歯ではなく、斜めからカチッと入れるような(知恵の輪のイメージが近いです)構造の特殊義歯ミラクルデンチャーを採用しました。
「おかげで、今ではピタッとよく噛めるようになった。入れる時は少しコツがいるので最初は苦労したけど、外れたり、ずれたりすることなく、安心して使えています」とおっしゃっていました。
初めての小さい入れ歯から、総義歯まで、ひばりの森歯科では多くの義歯を取り扱っています。
また訪問診療で来院できない方の入れ歯の修理やお手入れを担うことも多く、義歯に関しては様々な経験値が高いと言えるでしょう。お困りのことがございましたら、お気軽にご相談下さい。
治療期間 2か月 通院回数 4回 費用:約35万円
想定されるリスクや副作用:個人によって異物感を感じることがあります。