会期:2024年5月18日(土)・19日(日)
会場:埼玉会館(埼玉県さいたま市浦和区高砂3-1-4)
終末期がん患者のケアにおいて、歯科医師がどのような貢献を果たせるのか――。
本発表では、口腔衛生管理の枠を超えて、食べる・話す・笑うといった「人としての尊厳」を支える歯科医療の可能性を示す臨床事例を報告しました。
患者さんは進行がんにより、食事や会話が困難な状態にありましたが、口腔機能を整えるケアを続けることで、食欲や意欲が少しずつ回復し、ご家族とのコミュニケーションも取り戻すことができました。
この過程の中で、歯科医師が医療チームの一員として果たす役割の重要性を改めて実感しました。
講演では、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などとのチーム医療や地域連携の具体的な取り組みにも触れ、終末期患者の生活を多角的に支える実践例を共有しました。
また、患者・家族・地域社会とつながることの意義を伝え、歯科医師が“最期まで支える医療職”として果たす新たな使命を提案しています。
本発表は、歯科が持つ本来の力を再認識するとともに、今後の医療・介護連携のあり方を考える上で、非常に貴重な機会となりました。
歯科が“口から命を支える医療”として社会に貢献できる可能性を、これからも追求してまいります。
